ADHDのお子様
ADHDは注意欠陥・多動性障害とも言われ、言葉や行動に不注意や多動・衝動性といった特徴的な症状が見られます。
- 忘れ物が多い。
- 片づけや整理整頓が苦手。
- 落ち着いてじっと座っているのが苦手。
- 静かにする場所で静かにすることが難しい。
- 気にいらないことがあったら手を挙げてしまうことがある。
- 相手に関係なく思いついたらすぐに発言する。
ロジコの運動学習特化型療育は、コミュニケーションが苦手なお子様や集団行動が苦手なお子様、じっとしていられないお子様のお悩みを緩和するプログラムを提供しております。
ADHDのお子様の困り感
・年齢に見合わない「不注意さ」
・自分の好きなこと以外に対する集中力がなく関心や興味を示さない「多動性」
・思いついたことをよく考えずに即座に行動に移してしまう「衝動性」
等が見られます。
感情をコントロールすることが苦手な状態のため、ミスや不注意などの症状が他の人と比べて目立ちやすくなります。そのため、職場や家庭での日常生活に支障をきたす可能性があります。
ADHDは大人になってから診断がつくことも多い疾患です。
その多くは小児期からミスや感情のコントロール、対人関係などで悩まれていた方が多く、成長するにつれて自分なりの工夫をし対策を考え、心も成長します。しかし、これまで経験したことない社会環境にさらされることによって、これまでの工夫や対策を行ったとしても、ミスや感情のコントロール・対人関係の悩みが日常、周りから指摘されやすくなったりなどして、受診し、そしてADHDと診断されることもあります。
ADHDのお子様の療育では~
ロジコではADHDのお子様に対して、日常生活を共にする中で社会で必要なコミュニケーション能力や集団生活への適応訓練ができる機会を提供します!
さらにプロのスポーツトレーナーが監修した運動に特化した療育を行うことによって、ADHDのお子様の脳や神経の発達を促し、基本的な運動機能、コーディネート力を高める等のアプローチを行います!
運動療育では「柔軟性・筋力・巧緻性・俊敏性・持久力」の機能向上を目的とし、これらが向上することで基本的な運動機能を身につけることができます。
◎主なプログラム
(例)
【体幹トレーニング】
マットトレーニング・立位トレーニング
【器械体操】
マットトレーニング・器具トレーニング(縄跳び・跳び箱・平均台)
【上肢トレーニング】
巧緻機能向上トレーニング・肩甲帯、肘関節トレーニング
【下肢トレーニング】
ステップワーク敏捷性向上トレーニング・下肢筋力向上トレーニング
【球技】
音の出ない柔らかいボールを用いて投げる、蹴る、打つ、捕る、狙う、交わす、協力し合う動作
ADHDのお子様に対して上記のプログラムを行い、機能向上を図ります。
その結果、目指すもの
運動という身体的な効果はもちろん、運動が脳に与える影響(神経伝達作用)を考えたプログラムになっており、その結果、多くの情報が伝達出来るようになり、論理的な思考力を身に付けることが出来ます。発達にお困りのごとがあるお子様は、脳の活動が活発に行われず、神経伝達物質の量が不足していると考えられています。神経伝達物質の量が少ないと、正常に情報を伝達することが出来ず、お困りごとに繋がります。
お困りごとを減らすには、神経伝達物質の量を増やすことが必要であり、そのためには脳血流、そして脳細胞を増加させ、脳を活性化させてあげることが必須となります。
運動が脳を活性化させ、神経伝達物質の量を増加させることは科学的にも証明されており、エンドルフィン(幸福感)やノルアドレナリン(自尊心、活動性)、ドーパミン(意欲)等、多くの神経伝達物質の量を増やしてくれます。また、セロトニンの量も増えることで精神的な安定も保たれ、ストレスに弱くなっている脳を保護する働きも行われます。
さらに、複数の神経回路が必要なデュアルタスク(同時に2つ以上の課題を行う事)を行い、神経のネットワークを広げることで、より脳を活性化させることが出来ます。その結果、複雑な情報も処理出来るようなり、論理的な思考力へと繋がります。