アスペルガー症候群のお子様
アスペルガー症候群は、比較的最近になって知られるようになった障害です。これまでは障害だと知られず、周囲の理解のなさに苦しんでいました。
- 場の空気を読むことがとても苦手。
- 自分のルールに固執する。
- 友達と強調することが苦手そう。
- 学校に行くことを嫌がることがある。
- 好きなことをずっとやり続けてしまう。
- 柔軟に対応することが難しい。
ロジコの運動学習特化型療育は、コミュニケーションが苦手なお子様や集団行動が苦手なお子様、じっとしていられないお子様のお悩みを緩和するプログラムを提供しております。
アスペルガー症候群のお子様の困り感
アスペルガー症候群は発達障がいの一つで、社会性・コミュニケーション・想像力・共感性・イメージすることの障がい、こだわりの強さ、感覚の過敏などを特徴とする、自閉症スペクトラム障がいのうち、知能や言語の遅れがないものをいいます。
他者とコミュニケーションにおいては、相手の立場に立って気持ちを理解したり、場の空気を読むことが大切ですが、アスペルガー症候群の人は、これらのことが苦手であるために、周囲から敬遠されがちになってしまいます。本人は無自覚でも、他者から見た場合にまずいと思われる行動をとってしまうからです。
アスペルガー症候群のお子様の療育では~
ロジコではアスペルガー症候群のお子様に対して、日常生活を共にする中で社会で必要なコミュニケーション能力や集団生活への適応訓練ができる機会を提供します!
さらにプロのスポーツトレーナーが監修した運動に特化した療育を行うことによって、アスペルガー症候群のお子様の脳や神経の発達を促し、基本的な運動機能、コーディネート力を高める等のアプローチを行います!
運動療育では「柔軟性・筋力・巧緻性・俊敏性・持久力」の機能向上を目的とし、これらが向上することで基本的な運動機能を身につけることができます。
◎主なプログラム
(例)
【体幹トレーニング】
マットトレーニング・立位トレーニング
【器械体操】
マットトレーニング・器具トレーニング(縄跳び・跳び箱・平均台)
【上肢トレーニング】
巧緻機能向上トレーニング・肩甲帯、肘関節トレーニング
【下肢トレーニング】
ステップワーク敏捷性向上トレーニング・下肢筋力向上トレーニング
【球技】
音の出ない柔らかいボールを用いて投げる、蹴る、打つ、捕る、狙う、交わす、協力し合う動作
アスペルガー症候群のお子様に対して上記のプログラムを行い、機能向上を図ります。
その結果、目指すもの
運動という身体的な効果はもちろん、運動が脳に与える影響(神経伝達作用)を考えたプログラムになっており、その結果、多くの情報が伝達出来るようになり、論理的な思考力を身に付けることが出来ます。発達にお困りごとがあるお子様は、脳の活動が活発に行われず、神経伝達物質の量が不足していると考えられています。神経伝達物質の量が少ないと、正常に情報を伝達することが出来ず、お困りごとに繋がります。
お困りごとを減らすには、神経伝達物質の量を増やすことが必要であり、そのためには脳血流、そして脳細胞を増加させ、脳を活性化させてあげることが必須となります。運動が脳を活性化させ、神経伝達物質の量を増加させることは科学的にも証明されており、エンドルフィン(幸福感)やノルアドレナリン(自尊心、活動性)、ドーパミン(意欲)等、多くの神経伝達物質の量を増やしてくれます。また、セロトニンの量も増えることで精神的な安定も保たれ、ストレスに弱くなっている脳を保護する働きも行われます。さらに、複数の神経回路が必要なデュアルタスク(同時に2つ以上の課題を行う事)を行い、神経のネットワークを広げることで、より脳を活性化させることが出来ます。その結果、複雑な情報も処理出来るようなり、論理的な思考力へと繋がります。