自閉症のお子様
自閉症は、他人とコミュニケーションをとることが難しく、主に目を合わせたりすることが苦手であったり、環境の変化を敏感に感じ取り抵抗感を示したりします。
- 目線を合わせようとしない。
- 周囲に関心がないように見える。
- 言葉を話すのが他の子と比べて遅かったり、動作が遅い。
- 呼んでも反応しないことが多い。
- 自分の興味があるものに対してはすごく執着する。
- 予定外のできごとに抵抗を示したり混乱したりする。
ロジコの運動学習特化型療育は、コミュニケーションが苦手なお子様や集団行動が苦手なお子様、じっとしていられないお子様のお悩みを緩和するプログラムを提供しております。
自閉症のお子様の困り感
自閉スペクトラム症の子どもは人に対する関心が弱く、他人との関わり方やコミニケーションの取り方に独特のスタイルがみられます。相手の気持ちと状況といった曖昧なことを理解することが苦手で、事実や理屈に基づいた行動をとる傾向にあり、臨機応変な対人関係を築くことが難しく誤解されやすいです。対人関係でのこのような特徴的な行動は幼少期から見られ、年齢とともに表れ方が変化します。
自閉症スペクトラム症の子どもは幼少期から特定の物事やルールに強いこだわりを示し、好き嫌いが極端です。自分の関心ややり方、ペースを維持することを最優先したいという志向が強く見られます。また、一部分への興味や関心が強くなり、その領域では良い結果が出やすくなる一方で、そうでない領域で苦手にやりやすいことが知られています。
これらの特性のために本人は、「生きづらさ」を感じることもあります。一方で、「人の意見にぶれることなく課題を遂行する」などの形で、特性がむしろその人の強みになることもあります。「病気」や「症状」というよりも、その子が持って生まれた特有の性質と考え、ここの特性を理解して、「生きづらさ」を軽減しながら得意なことを伸ばすサポートが大切です。
自閉症のお子様の療育では~
ロジコでは自閉症のお子様に対して、日常生活を共にする中で社会で必要なコミュニケーション能力や集団生活への適応訓練ができる機会を提供します!
さらにプロのスポーツトレーナーが監修した運動に特化した療育を行うことによって、自閉症のお子様の脳や神経の発達を促し、基本的な運動機能、コーディネート力を高める等のアプローチを行います!
運動療育では「柔軟性・筋力・巧緻性・俊敏性・持久力」の機能向上を目的とし、これらが向上することで基本的な運動機能を身につけることができます。
◎主なプログラム
(例)
【体幹トレーニング】
マットトレーニング・立位トレーニング
【器械体操】
マットトレーニング・器具トレーニング(縄跳び・跳び箱・平均台)
【上肢トレーニング】
巧緻機能向上トレーニング・肩甲帯、肘関節トレーニング
【下肢トレーニング】
ステップワーク敏捷性向上トレーニング・下肢筋力向上トレーニング
【球技】
音の出ない柔らかいボールを用いて投げる、蹴る、打つ、捕る、狙う、交わす、協力し合う動作
自閉症のお子様に対して上記のプログラムを行い、機能向上を図ります。
その結果、目指すもの
運動という身体的な効果はもちろん、運動が脳に与える影響(神経伝達作用)を考えたプログラムになっており、その結果、多くの情報が伝達出来るようになり、論理的な思考力を身に付けることが出来ます。発達にお困りごとのあるお子様は、脳の活動が活発に行われず、神経伝達物質の量が不足していると考えられています。神経伝達物質の量が少ないと、正常に情報を伝達することが出来ず、お困りごとに繋がります。
お困りごとを減らすには、神経伝達物質の量を増やすことが必要であり、そのためには脳血流、そして脳細胞を増加させ、脳を活性化させてあげることが必須となります。
運動が脳を活性化させ、神経伝達物質の量を増加させることは科学的にも証明されており、エンドルフィン(幸福感)やノルアドレナリン(自尊心、活動性)、ドーパミン(意欲)等、多くの神経伝達物質の量を増やしてくれます。また、セロトニンの量も増えることで精神的な安定も保たれ、ストレスに弱くなっている脳を保護する働きも行われます。
さらに、複数の神経回路が必要なデュアルタスク(同時に2つ以上の課題を行う事)を行い、神経のネットワークを広げることで、より脳を活性化させることが出来ます。その結果、複雑な情報も処理出来るようなり、論理的な思考力へと繋がります。