プログラムの内容・一日の流れ
ロジコの療育がなぜ良いのか
ロジコの運動療育はプロのスポーツトレーナーが監修した独自の運動プログラムであるということです。
そのため、運動という身体的な効果はもちろん、運動が脳に与える影響(神経伝達作用)を考えたプログラムになっており、その結果、多くの情報が伝達出来るようになり、論理的な思考力を身に付けることが出来ます。
では、なぜ今ロジコの運動療育が必要とされているのでしょうか?
発達にお困りごとがあるお子様は、脳の活動が活発に行われず、神経伝達物質の量が不足していると考えられています。神経伝達物質の量が少ないと、正常に情報を伝達することが出来ず、お困りごとに繋がります。
お困りごとを減らすには、神経伝達物質の量を増やすことが必要であり、そのためには脳血流、そして脳細胞を増加させ、脳を活性化させてあげることが必須となります。
そこで注目されるのがロジコの運動療育です。
運動が脳を活性化させ、神経伝達物質の量を増加させることは科学的にも証明されており、エンドルフィン(幸福感)やノルアドレナリン(自尊心、活動性)、ドーパミン(意欲)等、多くの神経伝達物質の量を増やしてくれます。また、セロトニンの量も増えることで精神的な安定も保たれ、ストレスに弱くなっている脳を保護する働きも行われます。
さらに、複数の神経回路が必要なデュアルタスクを行い、神経のネットワークを広げることで、より脳を活性化させることが出来ます。その結果、複雑な情報も処理出来るようなり、論理的な思考力へと繋がります。
これらの神経伝達作用から論理的思考力までプログラムされたロジコの運動療育が今、発達にお困りごとがあるお子様に最も必要とされています。
ロジコの運動の特徴
多様な運動を経験が出来る
体全体を多く動かし、たくさんの運動動作を習得することで、脳全体を活性化します。
未就学児童にあたっては、コーディネーショントレーニングを取り入れたプログラムを実施し、幼児期に必要な運動の楽しさ・健康作り等をメインに行い、脳の活性化を図ります。
また、手足の伝達方法がスムーズに出来るよう訓練し、身体の使い方及び身体をコントロールできる能力を身に付けさせます。
就学児童においては、運動能力や学力向上にも、脳の活性化が大きく関わっていることから、ロジコトレーニングを通して脳の活性化を図ります。
繰り返し運動を行う事で力の強弱やバランス感覚が養われ、体の調整力の向上を図ります。
運動機能の向上を図る
ロジコの運動は、基礎体力の向上 + 学校体育で行う種目の習得を大きなテーマとしています。
基礎体力のトレーニングでは、走る・跳ぶ・投げるなど運動の基本動作の中から、筋力・巧緻性・敏捷性・調整力などの習得を目指します。
学校体育で行う種目では、鉄棒・マット・なわとび・球技等を主に行い、個々に合わせた内容を行うことでレベルアップを図ります。
運動の技術を身に付けることは大切ですが、学校の体育で同種目を行うときに『ロジコでやったことがある』という自信を持って取り組んでほしいとの狙いもあります。
成功感⇒達成感⇒有能感⇒自己肯定感(自信を付ける)を得る
こだわりが強い、落ち着きがない、苦手な事に挑戦できないなど一人一人の課題は大きく異なります。
その課題に対して、お子さまたちの「できる」を増やすことを目標としています。
そのためにも、集団の運動を行う中で、個々の課題にも焦点を当て、個別での対応も行います。
まずは小さなことから目標を達成し、少しずつステップアップしながら支援を行います。
「できる」「できた」をたくさん経験し、自己肯定感の向上に繋げます。
集団運動で協調性を養う
ロジコでは集団運動を行う中で、「集団の中でも個性を発揮する」「みんなに合わせた行動をとる」
「場面に合わせた行動をとる」を大きな目標にしています。集団の中で一人が逸脱した行動をとらないように、常に『みんなで運動をしている』という事を意識できるような声かけをしています。